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フランツ・シューベルトのピアノソナタ第13番(だい-ばん)イ長調は1819年夏作曲者21歳の時の作品。作品120。D664。 3楽章構成の小規模ソナタで優雅な小品として愛好者も多い。後年のピアノソナタ第20番は4楽章の大作なので「イ長調大ソナタ」、本作を「イ長調小ソナタ」と称している。 == 曲の構成 == *第1楽章 Allegro moderato イ長調 4/4拍子 :ソナタ形式。冒頭のCis-D-Eの進行が繰り返され、浮遊感を演出している。右手は音域の広いCis-A-Eの三和音であるが、多くの解説では指が届かない場合はアルペジョ奏法でも良いとされている。展開部には両手にオクターブで音階を駆け上がるパッセージの連続があるが、作者時代のピアノは打鍵が軽かったので、現代のピアノよりも演奏は容易であった。再現部以降は形式どおり。 *第2楽章 Andante ニ長調 3/4拍子 :四分音符1つ+八分音符4つのリズムが全楽章を支配する。長短調が交錯していて微妙な陰影を醸し出している。 *第3楽章 Allegro イ長調 6/8拍子 :ソナタ形式。モーツァルト風な愉悦に満ち溢れた旋律に始まる軽快な終楽章で、華々しい音階進行が全曲を駆け巡る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ピアノソナタ第13番 (シューベルト)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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